約４週間、ホームスティをしながら現地の学校に通い、英語だけでなく文化の理解を深めた中学３年生。多感な時期に過ごすこの時間は彼らにとって宝物となったことでしょう。
さてニュージーランド語学研修の最終レポートです。
早くも最終週が終わりました。生徒たちは通常通り午前中は学校での授業、午後はアクティビティを行いました。授業の様子を見ても、休憩時間を見ても、すっかりニュージーランドの生活に溶け込んでいて、のびのびしている様子です。
今週の授業では、月曜日は買い物と道案内の仕方、道の尋ね方を教わりました。火曜日は全日アクティビティでオークランドへ行きました。水曜日はスポーツやレジャーについて学びました。日本とはレジャーでの時間の使い方が違うことを土、日曜日を過ごして実感していることと思います。また、ラグビーやネットボールについても学びました。木曜日はニュージーランドの家庭について学びました。今は皆、こちらの生活が分かっているので、授業で教えてもらうことが実感できる内容が多かったと思います。金曜日は、この研修で最後の授業でした。また、さよならパーティーの準備も行いました。
アクティビティでは、月曜日は午後から3クラスに分かれて研修校の生徒たちと交流をしました。マオリ独特の模様の色塗りや、ハカ（マオリの戦闘前にする民族舞踊）を教えてもらいました。
火曜日は、全日アクティビティで、今週はオークランドへ行きました。幸い天気が良くなり、ハーバーブリッジ、フェリー、スカイタワーからの景色や、お土産のショッピング、オークランド博物館と盛りだくさんの一日でした。スカイタワーの床がガラス張りになっている所は、下を見てみんな大興奮でした。
水曜日の午後は、先生たちと、スポーツアクティビティをしました。クリケットや、サッカー、バスケットボール、ホッケーなどをして体を動かし、リフレッシュをしました。
木曜日は、午後からスピーチコンテストが行われました。それぞれが選んだKiwiwanna（ニュージーランド独特のもの）について、ポスターを作り、ホストファミリーにも手伝ってもらって発表原稿を準備しました。それを、クラス毎で一人ずつ前に出て発表をします。一人ひとりのらしさが出た、良い発表の場になりました。
金曜日は、夜、ホストファミリーも参加して、さよならパーティーがありました。グループ毎に、時間がない中で準備し練習してきたことを、お世話になった先生方やファミリーの前で披露しました。ダンスをしたグループ、習字を披露したグループ、二人羽織をしたグループ、折り紙をしたグループなど様々です。ファミリーと過ごす夜はこれで最後なので、楽しくもあり、少し名残惜しさもあるパーティーになりました。
生徒たちは、この４週間で色々な経験をしました。何よりも、文化の違いを肌で感じました。日本よりもいいと感じることもあれば、もちろん、日本のほうがいいと感じたこともあると思います。他国を知ることで、偏見がなくなります。また、他国を知ることで、日本のいいところにも気が付きます。「知ることは、力」。今回の研修を通して得たことを忘れず、さらに広い視野を持って、どんなことにも臆さず挑戦してほしいです。以上、最終報告です。