デンマークpart3!生徒の1年間留学体験記

ステューディアフェスタ文化の部で留学体験記を語ってくれたF.Yさんより第三弾が届きました!

今日の3カ国語のスピーチをすごかったですね!

以下はF.Yさんが作成してくれた内容です!

みなさんこんにちは。

お久しぶりです。

僕は2022年8月から2023年7月までロータリー青少年交換プログラムにてデンマークに派遣させていただきました、大成中学校ステューディアコース5年生(高校2年生)のF.Yです。

第二弾の投稿からだいぶ時間が経ってしまいましたが、今回は第三弾(最終話)として、デンマーク留学中の様々な経験、学んだこと、これからの生活において生かしていきたい事などをお話ししていきます。

(まだ第二弾をご覧になられていない方は是非こちらからご覧ください!↓)

 
 
ートピックー
①世界各国からの留学生との交流
②留学中に行った活動
③デンマークから学んだSDGsの取り組み
④まとめとこれから
 
 
 
①世界各国からの留学生との交流
僕はデンマーク滞在中に、デンマーク人のみならず、ロータリー青少年交換プログラム等を通してデンマークやスウェーデンに来た20カ国以上の世界各国からの留学生、現地滞在学生ともイベントなどを通して沢山交流できたことで、世界中に友達を作ることができました。
もちろん、それぞれの国によって言語、文化も異なり、文化も違えば価値観なども変わってきます。
文化や価値観の違いから驚きや不快感を感じたりすることもありますが、それぞれの違いを理解、尊重し、自分自らも自国の文化について紹介し、相手に伝えることで本当の異文化理解を行うことができました。
異文化理解と世界平和は、この留学プログラムが求める重要な役割であり、グローバル化する社会でも通用する為に必要なものであると考えています。
写真:ヨーロッパバスツアーに参加した際に、ドイツ・ブランデンブルク門にて撮影した留学生集合写真。
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②留学中に行った活動

留学中、課外活動として会議やイベント等が開かれる、街のコミュニティセンターの厨房で、食事を調理し、提供するお仕事を体験(お手伝い)をさせてもらいました。
1度に多い時で50人以上の料理を調理、提供する必要があり、この体験を通して、料理をおいしい状態で全員に一貫性をもって提供するための取り組みと、厨房の仕事の苦労を学ぶことができました。
写真: コミュニティセンターでお手伝いをさせていただいた時に作った料理。
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その他にも、留学に行く前から一度はやってみたいと思っていた、大成とのオンライン国際交流も行い、実際にデンマークの生徒と、大成の生徒でビデオ通話を繋ぎ、英語でお互いの学校生活や文化紹介などを行いました。
この取り組みを通して自分のみならず、他の大成&デンマークの生徒にも互いの文化についてより知ってもらう良いきっかけになりました。
(企画を実現するためにサポートしてくださった大成、デンマークの学校の先生、生徒に感謝しています。)
写真: 大成×デンマークでオンライン国際交流をした時の様子。
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③デンマークから学んだSDGsへの取り組み
デンマークはSDGs先進国ランキングでも毎年上位にランクインしており、国をあげて様々な取り組みを行っています。
その中でも、今回はぜひ日本でも広まったら良いなぁ。と思う環境への取り組みを紹介します。
1- ボトルリサイクルデポジットシステム
デンマークをはじめとする多くのヨーロッパの国では、このシステムを導入しています。
このボトルリサイクルデポジットシステムとは、ペットボトル飲料等を購入する際に、ボトル代をドリンク代に加えて請求し、飲み終えた後にスーパー等にあるリサイクルステーションでリサイクルすると、ボトル代金が返金されるシステムで、このシステムを導入することでデンマークでは最新の統計で96%以上のボトルがリサイクルされています。(この数値は世界最高水準です。)
 写真: ボトルリサイクル用の機械。
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2- エシカル消費※
デンマークでは、日本に比べて多くのオーガニック、サステナブルな食材、製品が販売されており、フェアトレードマーク等の製品だけでなく、デンマーク独自のオーガニック食品認証マーク、「Ø」マークがあります。
これは販売されている商品のみならず、全ての飲食店でも掲示も義務付けられており、オーガニック食材の大体の使用比率を表示する必要があります。
これらのオーガニック食材、製品は栽培、製造工程において農薬や化学物質等を使用しないため、水汚染や土壌汚染、大気汚染から環境を守り、人間、動植物の健康を守ることに繋がります。
※エシカル消費ー人や地球環境、社会に配慮した商品・サービスを積極的に選ぶこと。
 
写真: エコ&オーガニック商品に付けられるØサイン付きの商品。
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④まとめとこれから
1年間の交換留学を通して沢山の刺激を受け、自分自身を成長させることができました。
海外で生活する。ということのみならず、異文化を理解すること、その国の福祉や取り組み、旅行などを通してデンマーク以外の他のヨーロッパの国へ行くことで学べたことなど、長期留学をしたからこそわかった一生の経験、思い出を作ることができました。
高校卒業後は大学に進学し、大学ではさらにもう1言語習得したいと考えています。
今回の留学で海外へ飛び立つことの楽しさを味わうことができたので、是非大学でも、留学やワーホリといった機会があれば積極的に参加したいと考えています。
そして、将来は自分の語学力と国際経験を活かし、世界に羽ばたけるグローバル企業で働きたいと考えています。
僕の留学をサポートしてくださったロータリークラブ、大成&デンマーク現地校の先生方、そして生徒、家族などすべての方に感謝しています。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。